「積替保管」で産業廃棄物を効率よく運搬、コスト削減にも
2021.11.26
産業廃棄物を処理する際、運搬効率やコスト改善を検討されている企業も多いのではないでしょうか。今回は、廃棄物を処理する際の「積替保管」についてご紹介します。
「積替保管」とは?
「積替保管」とは廃棄物を排出事業場から処分場まで運ぶ際、別車両への積替を行い一時的に別の場所に保管することです。
通常、廃棄物を積んだ運搬車両は処分会社へ直行します。廃棄物が少量で運搬車両に余裕がある場合でも工程は同じです。
しかし「積替保管」を利用すると、工程が削減されコストをおさえられる場合があります。
「積替保管」のメリットとは?
「積替保管」のメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 運搬効率が上がる
- 費用削減につながる
- 環境にやさしい
積替保管を活用すると、1社だけでなく複数他社の廃棄物も一緒に1台の車両に積むことができ、運搬効率が上がります。これは費用削減につながることも多いでしょう。
また、運搬時に余分なエネルギーを使用せずに済むため、排気ガスの発生抑制や環境にもやさしい行動と言えるでしょう。昨今注目されているSDGs(持続可能な開発目標)を推進するためにも、環境負荷低減に貢献することができます。
「積替保管」を利用した処理の流れ
処理の流れとしては次の通りです。
処分会社へ直行する場合
排出事業場→収集運搬会社→中間処理会社→最終処分会社
積替保管を利用する場合
排出事業者→一収集運搬会社→積替保管会社→二次収集運搬会社→中間処理会社→最終処分会社
委託した廃棄物が最終処分されるまでが排出事業者の責任です。「廃棄物の積替保管場所」「積替保管場所から処分会社までの運搬経路や請負会社」についてなど確認の上、契約を進める必要があるでしょう。
湘南総建は積替保管の許可と専用施設を保有しています
近年、産業廃棄物を放置する悪質なケースもあります。「積替保管」はどこの会社にでも依頼できるわけではありません。
湘南総建は産業廃棄物を一時保管する「積替保管施設」を保有しています。「積替保管施設」 はどこの会社にもあるものではなく、免許を持った会社だけが保有できる施設です。
お困りの際は
今回は、産業廃棄物処理に関する基礎知識をご紹介しました。皆様の企業におかれましても「積替保管」を上手に利用しコスト削減や環境負荷低減を検討されてはいかがでしょうか。
湘南総建では、廃棄物の排出状況に合わせて処理方法をご提案することが可能です。お困りのことがございましたらこちらよりお問い合わせください。