解体工事の流れとは?全体像や依頼時のポイントを解説!
2021.10.22
解体工事を初めて業者に依頼する場合、どのように工事が進んでいくか分かりませんよね。解体工事は依頼をしても、すぐに工事が開始されるわけではなく、さまざまな事前準備が必要です。必要な契約を交わしていないと、工事がきちんと進まず、高額請求されたり、工事不良のまま終わってしまったりするケースもあります。そのような失敗がないように解体工事の基本的な流れを知っておきましょう。
解体工事の基本的な流れ
解体工事は業者に依頼するだけで、建物を取り壊せる訳ではありません。
一般的に以下のような流れで進められます。
1.お問い合わせ
まずは業者に問い合わせ、解体したい建物の大きさ(坪数)や構造等を伝えましょう。
2.現地調査・確認
続いて、現地で確認を行います。建物を実際に見ながら打ち合わせをした方がスムーズに意思疎通できるため、後のトラブル防止にも繋がります。
担当者が建物の構造や近隣環境などを調査し、それを基に見積書を作成していきます。現地での立ち会いが困難な場合は敷地面積や周辺環境を担当者に伝えておくと良いでしょう。その際に解体するための重機や搬入車が通れるスペースがあるかも確認します。
3.見積・契約締結
現地調査の結果を踏まえて、最終的な見積もりを決定していきます。内容に納得できたら、契約締結となりますが、安心できる業者に依頼するためにも以下の事柄を確認しておきましょう。
- ●工事内容が具体的に説明されているか
- ●工事に掛かる費用の内訳は詳細か
- ●追加料金は発生するか
- ●解体工事に関わる手続きの流れや注意点が説明されているか
契約書がない業者の場合は後のトラブルに繋がりますので注意しましょう。悪質な業者の場合、契約書の記入を求めないこともあります。自分自身を守るためにも契約時には書類があるか確認してください。
4.事前準備・必要書類の提出
解体工事は契約書以外にもさまざまな書類を書かなければなりません。必要な書類は主に以下の3つです。
- 解体届出書
- 道路使用許可申請書
- ライフライン停止のための立ち会い願い
解体届出書は各県及び市役所に提出します。各都道府県のホームページに記載されていますので、必要事項を入力の上、ご提出ください。
道路使用許可申請書は道路上に作業者を置いて作業するときに使用します。道路使用許可申請書は基本的に解体業者が提出することになっていますが、適切な形で提出されているか依頼者側も確認する必要があります。
解体工事前にはガスや水道、電気などのライフラインを停止しなければなりません。各業者に連絡を入れ、停止日や解約日を決めましょう。水道に関しては工事中に清掃などで使用することもあるため、そのままにしておいた方が良い場合もあります。ライフラインはどこまで停めるか工事担当者に確認をしましょう。
5.近隣へのご挨拶
各種手続きを終えたら、近隣の方々に挨拶を行います。解体工事中は、騒音や振動、近隣道路の使用などで近隣の方々にご迷惑をおかけするため、工事内容や期間などを丁寧に伝えます。
基本的には解体業者が主導で挨拶を行いますが、施主も一緒に挨拶回りをすることで心象も良く、トラブル防止に繋がります。
6.解体工事
解体工事を始める前に仮囲い足場や敷鉄板など仮設が必要な場合はそれらの設置から始まります。仮説が終わったら、本格的な工事に移りますが、解体工事は基本的に内装撤去、屋根の解体、外装及び上部構造部分の解体の順に進めていきます。
住宅の解体であれば、まず瓦の撤去から開始します。廃棄物の処理を自社で行なっている業者は工事に掛かる費用をコストダウンできるのも魅力の一つです。
手作業での撤去が完了したら、今度は重機を使った解体を行います。建物の構造や立地によりますが、重機による解体は5日程度必要です。
重機による基礎の撤去が終われば、地中埋設物の確認をします。地中に部材が埋まっていたり井戸があったりすることがあるため、それらの撤去をして、地盤の強度を高めていきます。その際に追加料金が発生することがあるため、予算は多めに設定しておきましょう。地中埋設物があると、土地を売却する際に追加費用が発生する場合があります。
7.取り壊し証明書を発行
解体や廃棄物の撤去が終わったら、地面の整形・整地をします。敷地内や周辺道路の清掃をして完了です。優良業者は解体工事完了後に取り壊し証明書やマニフェストを発行しています。契約時に取り壊し証明書やマニフェストが発行されるか確認しましょう。最近では電子対応の業者も多数あります。
最後に
湘南総建ではお客様に安心していただけるよう工事状況を定期的にメールやLINEでお知らせいたします。住宅の一部のみの解体や解体後のリフォームも承っています。
お見積もりは無料でLINEからもお問い合わせいただけます。解体工事をお考えの方はお気軽にご相談ください。
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